植物園が目指すもの「多様性を伝える」

多様性を伝える

伝える

植物多様性の本質を理解し、魅力に驚嘆し、そのかけがえのなさを知ることは、私たち人間にとって、生きる根源を知ることであり、喜びであり、将来も生き続けるための術です。

植物の形や生き方の多様さ、それが誕生した進化の道のり、植物と他の生物のつながり、人と植物の関わり、植物の危機的状況・・・多様な植物に関わる全てのことを、筑波実験植物園は伝えます。

園内を歩けば、7000種の生きた植物を通して、植物の多様性を直感的に感じることができるでしょう。生きた植物を活かしたイベントでは、観賞する、探す、遊ぶ、観察する、描く、育てる、使うなど、植物に関する楽しみ方をさまざまな角度から伝えます。セミナーでは、植物園の研究員による最新の研究成果をわかりやすく伝え、より深い世界へと導きます。このような「伝える」を凝縮した企画展では、テーマごとの深い広がりを感じていただけるでしょう。それはまさに、植物多様性の持つ深い広がりでもあるのです。

私たち人間は、他の生物と同様に、植物多様性のその深い広がりの中でしか生きていくことができません。一方で、これほどまでに植物多様性を利用し、理解しようとした生物もヒトをおいて他にありません。いわんやそれに感動するなど。

このような植物多様性の本質と人間との強い関わりを、筑波実験植物園は伝え続けます。より多くの方がそれを理解し考えることは、人類の将来をきっと良い方向へつなげるからです。


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