筑波実験植物園では、野生から絶滅してしまったコシガヤホシクサを野生に戻すための研究保全活動を環境省と共同で行っています。動物ではトキやコウノトリが有名ですが、植物の世界でも野生から絶滅してしまった種があります。筑波実験植物園では、絶滅危惧植物について、その種のあり様、特性などを研究し、さらに生きた状態で種を保存し、将来の保全に貢献することを目指しています。 本種の野生復帰が成功すれば、野生復帰研究の稀少な例となります。 一般の方がご覧いただけるのは世界で唯一、筑波実験植物園だけという貴重な植物です。この機会にぜひご覧ください。