守ろう地球のたからもの絶滅危惧植物展2012-筑波実験植物園-

知る、守る、伝える。わたしたちのたからもの

古来、日本人は植物を愛し、植物からいろいろな自然の恵みを受けて生きてきました。しかし、今日、その日本の自生植物約7,000種類のうち、1,700種類(約24%)、つまり、4種類に1種類が消えようとしています。
企画展では見ごろの絶滅危惧植物およそ70点の特別展示、生物多様性のパネル解説などを行います。一緒に絶滅危惧植物について考えましょう。知ることが守ることの第一歩です。
筑波実験植物園では、絶滅の恐れがある植物を調査・研究し、コレクションとして系統を維持・保全しています。園内で保有する絶滅危惧種は約500種、そのうち約170種が園内で観察できます。植物培養室と絶滅危惧植物温室の写真
コシガヤホシクサの花。小さな星形の花を咲かせますコシガヤホシクサ(ホシクサ科)は、世界中でこれまでに2ヶ所でしか記録されていない希少な水生植物です。しかし2ヶ所の自生地からはすでに絶滅し栽培保存された個体が生き残るのみの野生絶滅種です。地球上から完全に失われる危険から守るために、筑波実験植物園は環境省、NPOや地元の関係者と共同で、コシガヤホシクサの野生復帰を目指した保全活動を行っています。2011年9月には野生復帰地での約1万個体の開花に成功し、コシガヤホシクサが野生に帰る日も少しずつ近づいています。コシガヤホシクサ写真

絶滅危惧植物展概要

日時 2012/6/2(土)~6/10(日)
※上記期間中は毎日開園します
開園時間 9:00~17:00
※入園は16:30まで
開催場所 筑波実験植物園
入園料 一般 : 300円
高校生以下・65歳以上 : 無料
団体 : 200円 (20名以上)
リピーターズパス : 年会費1000円
備考 ※6/10は、茨城県自然博物館企画展「植物たちのSOS」の関連イベントと同時開催いたします。
※クレマチス園も特別公開中です
≫ クレマチス園特別公開 詳しくはこちら

展示案内

研究員による企画展解説ツアーを開催します。
講師: 國府方吾郎 (筑波実験植物園)
集合: 筑波実験植物園・研修展示館前
絶滅危惧種カザグルマの変異と保全
日時 時間
6/2(土)
6/3(日)
6/9(土)
各日とも
13:30 - 14:00
見どころをピックアップして解説します。所要時間約30分
※予約不要
絶滅危惧種カザグルマの変異と保全
先着30名・要電話予約
日時 時間
6/10(日) 10:00 - 12:00
絶滅危惧植物について詳しく学びたい方はこちらがお勧めです。 筑波実験植物園の園案内も致します。所要時間約2時間
※要電話予約 [筑波実験植物園:029-851-5159]

アクセス

独立行政法人国立科学博物館 筑波実験植物園

所在地 茨城県つくば市天久保4-1-1
お問合せ (代表) 029-851-5159
(FAX) 029-853-8998

土日・祝日はサイエンスバスツアー!1日乗車券[大人500円・小人250円]で、乗り降り自由 TEL:029-863-6868